稲葉浩志 LIVE 2004 〜en〜

 2004.7.22 in 横浜アリーナ



set list

OP SE I wish I was in New Orleans (Tom Waits)

劇場のような真紅のドレープカーテンで縁取られた、半円形に迫り出したステージ。
18:40 Start

M-1  冷血
 紗幕越しにイントロが始まる。歌入りと共に中央のスタンドマイクに立つ稲葉さんにスポットライトが当たり、歓声があがる。カットオフの裾をほつれさせた赤系のストライプシャツ、中に白のタンクトップ、ピンクパープル(?)のパンツ。
舞台を覆ったままの紗幕には、瞑目した稲葉氏の顔が大写しに投影。
Gtr綿貫氏:アコギ→エレギ。

M-2  Here I am!!
 紗幕が取り去られ、ステージ上にあった可動式のLEDモニタが、上部に吊り下げられる。
上手、下手の端へ移動する稲葉さん。ブレイクのあと、ジャンプできっかけ。

M-3  くちびる
 ツインマラカスで。「♪ひとり遊ぶ〜」の後の間奏で、ステージ左右にたらされた紗幕に、セクシーな外国人女性を抱き寄せているショットがプロジェクタで映る。 <Kayはフツーにカッコイイと思いましたが、悲鳴を上げる方もいたみたいですね。はためく紗幕が、KeyとGtrの人に当たり、とっても邪魔そうでした(笑)。
「♪大事なトコ握られてる〜」左手があやしげなところへ・・・。そして、後奏で狂ったようにマラカスを振るう稲葉氏。

MC
 稲:「どうもこんばんは。いらっしゃい。」会場を指差してゆき、歓声の上がる会場。「暑い日が続いてますが、元気でしたか?」 会場:げんきー!「元気でしたか!」 会場:げんきー!「そりゃよかった。」<さくっと。
「暑さに負けず精一杯歌いますんで、最後までよろしく〜」

M-4  arizona
 間奏では、ポケットから取り出した、ブルースハープを奏でる。歌い出し前にズボンの右ポケットをまさぐり、ハモニカの確認してるのを確認(^^)。

M-5  Touch
 エレピでJazzyなイントロ。フェロモン惜しみなく出してる感じで。Bass:Electric woodbass(アップライト)。

M-6  眠れないのは誰のせい
 イントロで手拍子先導。激しく腰振り。
「♪身体のあちこちをせめる〜」で、ハンドマイクを持っていない手で自身のあちこちをまさぐる。
「♪ぷんぷん撒き散らして〜」で匂い嗅ぐんだかなんだか曖昧な仕種(笑)。
「♪黙って見過ごす(タメ)手はあるの〜」。
後奏で、拍子を取りながら腿を叩いていた左手で、あおるようにお尻を叩く。<何を?(笑)Bassがなかなかよかったです。

M-7  I'm on fire
 ステージ上に無数のスタンドキャンドルが設置。歌い始めると同時に、徐々に灯り始める。
エレピ、アップライトベース。中盤、激しいギターフレーズあり。
徐々に消えてゆくキャンドル。最後に、全て消えたステージから、呟くように、「どうもありがとう」。

M-8  Soul Station
 KORGのオルガンから。Gtr綿貫氏:アコギ。
最後にお辞儀。一旦退場。大賀氏以外の、メンバーも退場。

MC
 襟ぐりの大きく開いた襟元にラインストーンの散った、ベージュ系のタイダイ(ムラ染め)のカットソーに、着替えて出てくる。
稲:「疲れたでしょ。」と、会場に投げかけ、Gibsonのオールドアコギを抱え、アコギの大賀氏と二人でJam。
稲:「ついつい、一方的に演奏してしまいましたが、大丈夫でしたか?」<他にどうしろと?(と、お連れのツッコミ(笑))
「トイレ行きたい人ー?」 会場:(笑) 「苦笑いしないように(笑)」「どうしましょうか。」 会場:?(笑) 「何したい? 歌いたい?」 会場:歓声
「(みんなの)声聞かせてもらっていいですか」 会場:Wah-!! 「一番後ろの方!」 会場後方:Wah-!! 稲:「はーい。」(笑)
「『ファミレス午前3時』という曲をやりますが。コンサートに付きモノのパンフレットの9ページに・・・。はい、9ページ開いてー! 持ってない人すぐ立ってー。」稲先生の授業開始に沸く会場。 「コンサートに来てパンフ買わない人がいるんでしょうかね。もったいなくて開けられないって人はいるかも知れないけど。 そのパンフレットの9ページに、手書きの歌詞ノートが載ってるんですけど、最初は『ファミレス午前4時』になってたんで。いつ4時から3時になったのか覚えてないんですけど。歌詞ノートの歌詞が間違ってるんで、見ないで下さい。」 会場:(笑) 「やりますか」

M-9  ファミレス午前3時
 アコギ2本で。
ワンコーラス歌い終わった後、稲:「今度は皆の番!」ステージ頭上のモニタにカラオケのように歌詞がテロップで出てき、会場中で合唱。
2コーラス目が歌い終わり、稲:「(フフフ・鼻歌)で」 鼻歌で歌わされる会場(笑)。 「(フフフ)で」再び指示。「まだ(フフフ)ですよ」みたび指示(笑)。

MC
 稲:「素晴らしい。感動した。自分の伴奏で人が歌うってあまりないですからね。レパートリー増やそうかな。」
「OK、次の曲いってみようかな」。アコギのチューニングしている間に、doaの徳永暁人、大田紳一郎両氏が現われる。
歓声上がる観客に、徳ちゃんが恐縮そうに、「すいません、昨日に引き続き、遊びにきちゃいました」と言うと、稲:「いいよ、かっこいいから」さくっと返す。
B'zの元サポートメンバーである彼ら二人が結成したdoaは、ニューシングルのセールスが順調だとかで、稲:「ここであんまり宣伝すると、僕の曲が売れなくなっちゃうから・・・」(笑)。
doaの"a"が暁人、"o"は大田? 大田:「そのへんは適当なんです」 "d"は? もうひとり3人目のメンバーはプロのレーシングドライバーで、今はシーズン中で。GT選手権がどうのとの話を、 「へー、そりゃすごいね」と、一瞥もせずに流す稲葉氏。<こーゆーとこが好きなんです(笑)。勿論キャラ作ってますが。「僕は運転上手くないんで。」<お愛想な返しも素敵(笑)。
稲:「きょうはKoshiが代わりに、”K”で”koa”、よろしくお願いします! ゼロからやっていきますんでよろしく! やります? まだいっか! どうですか?(doaの二人に) ・・・特に話す事もないんですけど(笑)。やるか! じゃ、やりまーす」

M-10 おかえり
 「♪笑ってお帰りなさい お土産は今度でいいから〜」で始まる歌詞。doaの曲かと思っていたが、未発表曲らしい。
Key:マラカス。doaのふたりはコーラスとマラカス持ったり。稲葉さんの前には譜面台あり。

ドラム台前に置いてある紙コップの水を飲み。会場からのコールに「はい、はい」と答える。(MISIAみたいとか思ってしまった。)
稲:「僕がなんかやってる間、ちょっと喋ってて」と託されたが、マイクをなすりあうdoaの二人。この状況、誰かを思い出す・・・(笑)。
後ろを向いてハモニカホルダをつけようとしたところ、スタッフに何か指示を受ける。チューニング、半身捻り観客に手を挙げ、中腰ままで、マイク前に戻ろうとし、くるりと後ろを向いて、ハモニカホルダをつけてからマイク前に。<わたわた(笑)。

M-11 I AM YOUR BABY
 ブルースハープから入り。アコギも弾く稲葉さん。サビでアップテンポに。
最後に、「どうもありがとう」

M-12 波
 稲葉さん、Gtrの両氏、3人ともアコギで。Bass:アップライトベース。稲葉さんの譜面台は片付け。doaの二人はスツールに腰掛け、手元の歌詞カードを見ながら。
「♪潜っていきたー―――――〜い」で、マイクから一旦遠ざかる事で笑いが起きてしまうのは残念。

MC
  稲:「どうもありがとう。」「doaの二人でした。バイバイ徳ちゃん、太田君もまたね。気が向いたらまた」。拍手で見送る。
後ろ向いてチューニング。コールに、「はい。」「います、います」「いろいろ忙しいんですよ」(笑)と応え。
「身体も馴染んできたと思いますが、色んな曲やったんで、からだが『なんだこの曲』ってなったヒトもいると思いますけど・・・・。いいじゃねーか、別に。」<なんでしょう、この逆ギレは(≧▽≦)。
「新しいシングルが出まして、なんとかツアーに発売が間に合いました。聴いてくれましたでしょうか。その曲やります」

M-13 Wonderland
 LEDにPVが映る。外したマイクスタンドを片手に持ちながら歌う。

MC〜メンバー紹介
 白地にグレイ系のタンクトップに着替え。バックはヘンプ、フロントはニュースペーパーのプリント。
稲:「元気ですか? 今は、ソロでツアーをやっているんですが、勿論ひとりではできるものではなく、後ろに控えるBANDのみんなに支えられています。」と、BANDメンバー紹介。
下手から順に、Key:小島良喜、Ba:麻井寛史(Fender PB使用)、中央飛ばし、Gtr:大賀好修、Gtr:綿貫正顕、中央Dr:PONちゃん。順に音を重ねJam session.

M-14 O.NO.RE
 稲葉さんのブルースハープから。LEDに、メンバーが身長線(?)の前で名前や生年月日のボードを持ったマグショット風のVTRが映る。
稲葉さん左右を行き来して。

M-15 CHAIN
 オルガンから入る。「♪Na-Na-Na Na Na Na Na-Na」のコーラスレッスン。
2つのLEDモニタがステージの上に降りてきて、稲葉さんを挟んで並ぶ。片腕と片足を水平に伸ばし、モニタを使って連鎖した稲葉氏本人の"CHAIN"を象る。

M-16 Seno de Revolution
 イントロ、ガットギター? Gtr、Baが前へ出てきて。綿貫氏:コーラス。サビで手を打ち。

M-17 TRASH
 LEDにアメコミ調でボクサー稲葉のイラストカットが映る。
途中、ギター弾く振りをする稲葉さん。間奏で「横浜Baby!」
ラスト、LEDにはコーナーポストに寄りかかるグロッキー稲葉イラストから写真へ。

MC
 稲:「どうもありがとう」 「後ろまで声届いてますか? 楽しめてますか? 今日はすごいエネルギーを皆さんからもらいました! どうもありがとう!」 

M-18 愛なき道
 「I gotta go!」ラストの曲がこの曲とはちょっと意外な感じもしましたが。
 稲:「どうもありがとー!」 20:23

En Core
 3分後くらい?にBandのみ登場。曲入り、稲葉さんがフロントにドクロのイラストの白いロンT姿で現われる。

M-19 AKATSUKI
 紅いマイクスタンドを手に歌う。

MC
 稲:「どうもありがとうございます。」「大丈夫ですか。暑い中集まってもらってありがとう。感謝してます。こうしてみなさんと出会えた事も何かの”en(縁)”。この事を深く深く胸に刻んで、残りの人生を生きていこうと思うます。いっぱいエネルギーもらいました、皆ほんとにありがとうー!」

M-20 遠くまで
 Key:エレピ。Gtr綿貫氏:エレギ&固定アコギ。
左右から噴出したスモークが舞台を敷き詰め、ステージ上に大きなオレンジのライトが背後から徐々に登っていき、雲の上から陽が昇るような演出。

 稲:「ヨコハマベイベー!×3」「みんなサイコーでした、どうもありがとー! またいつか帰ってきます! バイバイ!」
左右を行き交い、観客に挨拶をする稲葉さん。Dr裏の中央から手を振って退場。
LEDモニタにCGで、”en”の文字と、無数の漢字の「えん」縁・煙・演・円・園・宴・・・・が回り、”d”が加わり”end”。 20:41




  SET LIST
  OP SE I wish I was in New Orleans (Tom Waits)
M-1  冷血
M-2  Here I am!!
M-3  くちびる
  MC
M-4  arizona
M-5  Touch
M-6  眠れないのは誰のせい
M-7  I'm on fire
M-8  Soul Station
  MC
M-9  ファミレス午前3時
  MC
M-10 おかえり(New song)
M-11 I AM YOUR BABY
M-12 波
  MC
M-13 Wonderland
  MC〜メンバー紹介
M-14 O.NO.RE
M-15 CHAIN
M-16 Seno de Revolution
M-17 TRASH
  MC
M-18 愛なき道
  En core
M-19 AKATSUKI
  MC
M-20 遠くまで



Appearance:
Vocal: 稲葉浩志 Koshi Inaba(いなばこうし)

Piano, Keyboard,
Arrange & Produce:
小島良喜 Yoshinobu Kojima(こじまよしのぶ)
Guitar & Chorus: 大賀好修 Yoshinobu Ohga(おおがよしのぶ)
Guitar & Chorus: 綿貫正顕 Masaaki Watanuki(わたぬきまさあき)
Bass & Chorus: 麻井寛史 Hiroshi Asai(あさいひろし)
Drums & Chorus: 山口“PON”昌人 Masato "PON" Yamaguchi(やまぐちまさと)



Note:
以上は少々の記録と、幾分かの情報と、大部分の記憶から抜粋して記されています。
本文の無断転載、転用禁じます。All rights reserved.



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incident:
メンドクサイので(<ここんとこなげやり)早々お休みをもらってたんですが。結局着いたのは開場ギリギリ→開演ギリギリ・・・。
物販は、ガチャガチャに、Tシャツ類はすでに売切れでした(><)。
センター席、ファーストブロックの真中で、珍しくかなりの良席(武道館ははずれたけど(;;))。
そんな事もあり、熱いうちにと、溜まってる他のレポより早く仕上げちゃいました。
Kayはコールもせず、割りと落ちついて観てたんですが、いいです。大好きです。稲葉さ〜ん!って今、黄色い声上げてどうする(笑)。
叫ぶのはいいけど、MC中とか、曲に入ってるときとか、タイミングと節度には気をつけましょうねっ。
doaの二人はゲスト扱いなのかと思ってたら、パンフにChorusとして記載されてましたね。毎回、「遊びに来ました」って言ってたんだろか(笑)。